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著者:かべ

手頃な価格の超極細好音質イヤホン「ZERO AUDIO CARBOi ZH-DX240-CI」レビュー!

今回は発売前から気になっていた機種の「ZERO AUDIO CARBOi」を紹介します。

再生周波数帯域が8~70000Hzと非常に広く、ER-4Sに似た極細ハウジングが特徴的なイヤホン。

しかし料金は6,000円未満というお手頃さから、ずっと気になっていた機種です。

9月1日に発売されたばかりですが、試聴したところかなり好みでしたので今回購入に至りました。

それではレビューしていきます。

外観

まずはパッケージから。安価な機種ですので、全体的にコンパクトです。いつものZERO AUDIOという感じがします。

中身は本体と専用のポーチが付属しています。専用ポーチが付属している点はとても良いですが、相変わらずホコリが付着しやすいのが少し気になりますね。

では本体を確認していきます。

新開発の超小型ダイナミックドライバーが採用されることにより、とても細長いハウジングが実現しています。

また右耳が赤ライン、左耳がシルバーラインと色分けがされており区別がしやすいデザインです。

ケーブルはきしめん状なので絡みにくそうですね。端子部分はL字型で、特別強く作られているようには見えません。

イヤーチップを外してみました。細長いハウジングではありますが、音導管はギリギリまで広く作られていることが確認できます。

インプレッション

では実際に装着・試聴して感じたことをまとめていきます。

様々な音楽が入っているので音楽ジャンル別にも確認していきました。

 分野別の評価

・遮音性 ★★★★★

・装着感 ★★★★☆

・音漏れ防止 ★★★★★

・音質 ★★★☆☆

・高域 ★★★★★

・中域 ★★★☆☆

・低域 ★★★★☆

まるで耳栓のように深く入るので外の音はほとんど聞こえません。装着感も思っていたよりも安定していて良好です。

ER-4Sのように耳のかなり奥まで入るのを想定していましたが、音導管が太いためかある程度の位置で安定します。

次に音について。高音域のキラキラ響く感じがとにかくクセになります。スネアドラム・シンバル・電子音の響きがとにかく綺麗。

高域に特化しているものだと他の音域の聞こえが悪いということもよくありますが、CARBOiはどの音域もよく聞こえますね。

ボーカルの遠さから若干低価格帯のダイナミックトライバーらしさを感じてしまいますが、全体的な完成度はかなり高く思えます。

音の解像度はそこそこといった感じですが、この価格帯で大きな特徴・長所を持てる機種はなかなか見られません。

そういう意味では高級イヤホンユーザーでも需要はかなりありそう。

とにかく高域をよく聞きたい時にCARBOiは有効ですね。刺さるような高域ではないので滅茶苦茶聞きやすいです。

音楽ジャンルとの相性

・EDM○

・ロック◎

・アニソン◎

・J-POP◎

・洋楽△

ギターの目立つロック系や電子音の多いJ-POPはかなり相性がいいと感じました。基本的に高域の多い曲が向いているようです。

洋楽はジャンルに左右されますね。ボーカルが中心になるような曲はあまりCARBOiの長所を生かせない気がします。

まとめ

ZERO AUDIOの新作イヤホンとして登場した「CARBOi」ですが、今までのデザインとは一風変わったスタイルなものの、高域のきらびやかさ・全音域の程よい解像度の高さは引き継がれているようです。

高価格化するメーカーが多い中、ZERO AUDIOは新製品も価格据え置きで勝負している所が個人的には好印象です。

安く価格帯の中でもちゃんといい音のクオリティが追い求められていると思います。

そんなZERO AUDIOさんが大好きですが、個人的にはリケーブル対応や強度のあるパーツを用いたハイエンドクラスのイヤホンを是非作って欲しいですね。(前使っていたDUOZAが断線して悲しい気持ちになったのも理由の1つ・・・)

CARBOi、暫く装着しているとちょっと耳の負担が大きいのがマイナス点ですが、それ以外は兼ね満足しています。

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