昨年に引き続きGeekDays様主催の「今年のベストバイガジェット Advent Calendar 2017」に参加させていただいております!
ちなみに昨年はカヴブログという私の旧ブログで参加させていただきました。
今年の春から新しいブログにお引越ししていますので、こちらのブログでは初参加ということになりますが、引き続きよろしくお願いします。
今年は、1月にHTC U Ultra、6月にはGalaxy S8+、9月にはiPhone 8 Plus、11月にはGalaxy Note8と大きいハイエンドスマートフォンばかり購入してしまいました・・・
どれも買って良かったと思えるスマートフォンでしたが、一番買って良かったのはやはりGalaxy Note8ですね。
洗練されたベゼルレスデザイン・デュアルレンズ&高性能化したカメラ・Sペンの利便性など魅力が沢山詰まっています。
なので今回のベストバイガジェット、本当ならNote8って言いたい所だったんですが、実は今週買ったばかりなのでまだまだ内面を知れていません・・・
そんなわけで色々悩んだ末、選んだ端末が”FiiO X7 MKⅡ”です。
このX7 MKⅡ、(スマホじゃ)ないです。
一見すると古いAndroidスマートフォンにも見えなくないですが・・・
ガジェット好きの方には知らない方も少なくないかもしれません。
X7 MKⅡ、簡潔に言ってしまえば音楽プレーヤーなのですが、Android OSを採用しているため利便性・操作性に優れているのが特徴です。
また、音に特化された音楽プレーヤーであり、7万円後半ながらポータブルオーディオプレーヤーの中ではトップクラスの音質を誇ります。
私はFiiO初のAndroid DAPとなる「FiiO X7」も昨年購入しており、前回のベストバイガジェットに選ばせて頂きました。
こちらはその後継機となる機種で、今年の7月に発売されました。
SoCは変更されていませんが、音を大きく決定するDACチップはES9018からES9028PROに大幅グレードアップ。
その他のスペックも色々と良くなっています。
買うか悩んだ末、9月に個人輸入代行サイト経由で購入してしまいました。
FiiO X7 MKⅡは日本でも発売予定となっていますが、まだ発売されていません。
既に一度レビューをしていますので、概要などはよければこちらで確認してみてください。
FiiO史上最高のAndroid DAP「FiiO X7 Mark Ⅱ」ファーストインプレッション ~初代X7からの変更点を確認~
前機種X7とのスペック比較は以下の通り。
機種 | FiiO X7 MKⅡ | FiiO X7 |
---|---|---|
ディスプレイ | 3.97インチTFT液晶 | 3.97インチTFT液晶 |
OS | Android 5.1 | Android5.1 |
Playストア | 利用可能 | 利用可能 |
SoC | RK3188T | RK3188T |
DAC | ES9028 PRO | ES9018S |
アンプモジュール | AM3A | AM1 |
RAM | 2GB | 1GB |
内蔵メモリ | 64GB | 32GB |
外部メモリ(microSD) | 256GB×2 | 最大128GB |
バッテリー容量 | 3800mAh | 3500mAh |
端子 | microUSB | microUSB |
急速充電 | QC2.0+MTK PE | 非対応 |
ネットワーク | 2.4GHz・5GHz | 2.4GHz |
Vol調節 | ダイヤル方式 | 音量キー |
Androidバージョンは5.1ですし、SoCもRockChip社のRK3188T。スマートフォンでいうとミッドロークラスの低スペックですね。
しかしながら意外と操作性が悪くないんです。前回のX7ではもたつく場面がちょこちょこ見られましたが、X7 MKⅡは見違えるほどに操作性が改善されています。
流石に重いアプリゲームが動作するスペックではありませんが、ヌルヌル動いてくれるのでストレスフリーです。
同じスペックでも最適化次第ではかなり変わるようですね。
一度レビューしているときに、外観やX7との比較を沢山しています。
なので今回はアンプモジュールについてや便利機能など、あまり触れていなかった所をメインに紹介したいと思います。
X7 MKⅡにはデフォルトでAM3Aと呼ばれる、3.5mmの通常端子に加え2.5mmのバランス端子を搭載したモジュールが装備されています。
バランス端子が搭載されたモジュールはこのAM3A以外にもAM3が用意されていますが、AM3AはこのバランスモジュールAM3の省電力版という位置づけになっています。
モジュールは初代FiiO X7と共通なので、X7世代からのアンプモジュールが引き続き使用可能です。
せっかくなのでAM3とAM3Aで試聴比較してみました。
試聴には愛用しているWestone W80(3.5mm試聴)とUM Pro50(2.5mmバランス試聴)を使用して、それぞれバランス端子・通常端子で比較します。
まずは通常端子で。
とても心地の良い音ですね。空間表現もかなり上手だと思います。
比較的ウォームな音の傾向があり、高域も聴きやすいですね。
だからといって音の情報量が損なわれているわけではないので、これがAM3Aの強みではないでしょうか。
次にバランス端子で。
やはりバランス接続だと音がよりはっきり聞こえます。3.5mmよりも音が正確な気がしますね。
静かな場所で響く小さな音が、とても自然な響きで驚かされます。
先程と同様に最初は通常端子で試聴します。
AM3Aよりも音がはっきり聞こえます。暖色系なAM3Aの音も魅力的ですが、個人的にはこちらのほうが好みです。
高域などの強い音は特に聞こえ方が良くなっているようですが、刺さるような音ではないので心地良く感じます。
バランス接続で試聴。
こちらはAM3Aとあまり大きな違いを感じませんが、AM3の方が若干クリアな感じがします。
どちらも良い音だと思いますが、DAP自体の印象はアンプ次第で結構変わってきそうですね。
個人的には3.5mm・2.5mmバランスともにAM3モジュールがおすすめです。
機能・UIなどをちょこっと紹介します。
ハイパフォーマンスモードが新しく追加されました。バッテリー持ちよりも音質重視にした利用ができます。
可聴域外フィルタはハイレゾ音源などに含まれる、人間には聞こえない高域をカットする機能です。モードがたくさんあって驚きましたが、正直なとこ違いがあまりわかりませんでした。
Wi-Fiに接続すると自動で歌詞を検索してくれます。
歌詞が見つかると画像のように曲に合わせて歌詞が流れます。
邦楽も最近の曲であればほぼ歌詞が見つかるので結構便利な機能です。
アルミ筐体がとても格好いいです。フロント下部もFiiO X7らしさが感じられてとても好きです。
下部がモジュールで外れるのもギミック感があって最高ですね。
ダイヤル式なので手の感覚で最適な音量に調節できます。X7はボタン式だったので嬉しい変更点です。
また、ボリュームは150段階なので細かい音量設定が可能です。
これに尽きますね。とにかく音がクリアで情報量が凄いんです。
正直自分は「これ以上に良い音が想像できない・・・」とまで思ってしまいました。
最近はイヤホンジャックのないスマートフォンも増えてきているので、ポータブルな音楽プレーヤーの需要も高まってきているように感じます。
FiiO X7 MKⅡはAndroid DAPなので、Wi-Fiに繋げばアプリを楽しんだりYouTubeを見ることも可能ですし、Apple Music、Spotifyなどの定額音楽サービスも楽しめます。
現在でも7万円後半が相場なので通常の音楽プレーヤーよりは高価ですが、ハイスペックな高級DAPの中では滅茶苦茶安いと重います。
前モデルX7よりも音・操作性ともに向上しているのが感じられるので、結構満足しています。
「スマホも良いけどDAPも最高!」
ってことで私が選ぶ2017年のベストバイガジェットは”FiiO X7 MarkⅡ”でした。
明日は@nann_Newさんです!次はどんなガジェットが登場するのでしょうか。楽しみですね!
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